【第5回】 学習塾の分業型経営方法 -みやうち塾の秘密-


みなさんこんにちは!

マウイの沓掛(クツカケ)です!

今回はみやうち塾の分業型の経営方法を限定公開しちゃいます!!

この方法はおそらく業界初なのでは?と思って思ってます。

さっそくその仕組みをお伝えしていきます!

まずこの経営をする為には3軸で考える必要があります。

①教務(サービス/クオリティの質)
②運営オペレーション(集客/新規面談/講師、保護者の管理、立ち上げ準備)
③フランチャイズオーナーの開拓

上記の3つです。

この業務、役割を縦割りで考え、1名責任者を立てます。(我々のは場合は全て取締役)

①池畠
②木村
③沓掛

が責任者として立っています。

なぜこのような形になったのか?ということに関しては、

学習塾業界の実態

にあります。

学習塾業界はブラックと言われており、離職率は高いです。

厚生労働省が平成31年度卒に対して令和2年6月時点で集計した離職者のデータをまとめたところ、以下のような形になりました。

※参考:厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html

全体平均に比べると、塾を含む学習業界の離職率は高めの傾向にあることが分かります。

そしてその理由も見ていきましょう。

塾講師の離職率が高い原因①:学習指導以外の仕事が多い
塾講師の離職率が高い原因②:営業仕事が意外と多い
塾講師の離職率が高い原因③:キャリアアップが難しい

簡単にいうと、
生徒に対する学習指導がメインだと思って入ってくるのが、実際の塾業界では学習指導だけに集中して取り組むことは出来ずに、事務仕事や営業活動などに時間を割かれしまい、

やりたいことはこれじゃない!

と辞めてしまうことが多いです。

池畠もここには苦労したようで、最終的には
営業活動は講師にはやらせず、その他の業務を池畠のみでやっていたそうです。

ただ、そうすると限界が来てしまい…保護者含む関係者からのLINEが毎日300件くらい来てしまい、リソースが色々割かれて、頭打ちになってしまいます。

その為、

教務という業務

運営(それ以外のサポート)という業務

に分業しました。

これは決して経営面の都合というより、

生徒の成績を上げる

ということを第一に考えると、この分業の方が今まで以上に生徒、保護者の為になると考えております。

分業することにより
講師はやりたい事に集中できて、生徒の成績を上げる事だけを考えられます。

※生徒の成績を上げ続けられれば退塾は基本的にない。

管理側は、保護者の質問、不安を運営側がすぐにサポートできるようになります。

更に、ポスティング集客、WEB広告含めた行動量が落ちる事なく、生徒を集め続けることに注力もできます。

※生徒を集めないと運営自体が難しくなる=生徒達にも迷惑がかかる

特にテスト期間になってしまうと、忙しくなる為、教務メンバーが集客活動とオーナー開拓をすることは難しいです。

前提、学習塾が退塾しない理由として

生徒の成績が上がること

です。

ここが本質ですので、集客&営業をする事で、サービスの質(教務)を下げることは本末転倒です。

また、生徒が増えていくに当たり、保護者との対応、講師の管理も忙しくなります。

生徒、講師含む急な休みへの代打、対応を教務側に振ってしまうと、それこそ

教える為

に講師がいるのではなく

運営すること

に講師がいることになってしまいます

上記の理由から
教務
運営(集客)
営業

の3本柱で運営することに決めました。

ただ、デメリットもあります。
それは、利益率が落ちるということです。
ここは正直ベース言っちゃいます。というか分業化した場合、そうなるのは仕方ないと思っています。

また、店舗ビジネスをする上で、売上、利益を出すためには大きく2パターンしかないと思っております。

①単価を上げる
②店舗を増やす

前の時にもお伝えしたように、我々は②の施策にフルベットしています。

その為、この形にしないと私たちの理想の200店舗は難しいと思っています。

あくまでこのやり方は複数店舗を出すに当たってのやり方になります。

2.3店舗で自分のできる範囲でやる

これはこれで良いと思います。

ただ、大袈裟にいえば

我々はこのような個人塾を救おうと考えております。

例えば地方の個人塾の方は既にパイが限られている為、自分の手の届く範囲の出店では頭打ちになってしまいます。

そして、今から別事業で収益の柱を作ろうとしても、リソースがない。且つ知見もない為、そこまで積極的に手を出さない。ただ、売上を上げていきたい。

こんな課題があります。

我々はそんな地方の個人塾の課題も解決しております。

本部運営型フランチャイズにより、学習内容、仕組み、我々の強みを理解していただき、投資していただく。
年利はそこらへんの投資商品よりも良い。

そんな地方の塾経営者の方が、自分の知っている学習塾業界に関係しているなら投資しようと考えていただけるわけです。

既に学習塾関係のオーナーは4名いますので、このニーズは確実にあることがわかります。

最後にまとめます。
この3軸での学習塾経営方法はこんなメリットがあります。

・生徒、保護者に寄り添った塾運営ができる
・新店舗を継続的に増やすことができる
・地方の個人塾経営者の課題を解決できる

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それではまた!